セミナー

2010年度セミナー

《統一テーマ》安心して暮らすために~私たちにできるセーフティネット~

私たちは東日本大震災において大変な経験をしました。
ここで、何に気づき、何を感じたのでしょうか。
未来に向けて新しい世代にバトンを渡すために、私たちができることを考えましょう。

青葉
10月20日(水) 9:45~12:30 旭ヶ丘市民センター
「地域防災のためのコミュニケーション術」
東北福祉大学ボランティア支援室コーディネーター 鶉橋徹氏
災害に遭った時、住民同士の助け合いが必要不可欠です。いざという時に助け合える関係を作れるようなコミュケーションの取り方をワークショップ形式で体験しました。一例を挙げると、大地震に備えて購入する物品の優先順位を町内会役員の立場で決めるというもので、①多数決は採らない②相手を納得させるように話す ③人任せにしないの条件のもと、様々な価値観を持ったメンバーが納得が行くまで意見を出し合い、協力して最善の結論をまとめあげていました。 各グループとも初対面とは思えないほど活発に和気あいあいと話し合うことが出来ました。
宮城野・若林
10月07日(木) 10:00~12:15 中央市民センター
「水の捜索人」
―カレーライスから学ぶ地球温暖化!―
仙台リバーズネット梅田川代表 石川治氏
地球上で使える真水はわずかで、11億人が水に困り、子どもが水を飲めずに死んでいること、使った汚水を浄化するために何杯ものきれいな水が必要なこと、農作物や家畜が育つために膨大な水を使い、食料自給率が4割の日本は、6割は外国の水を使っていることを教えていただきました。その後、グループごとにカレーを作ったときに使われる間接水を計算したり、一食分のメニューから、どのくらい輸入品が使われているのかを調べ、地産地消、自給、輸入コストなどについて改めて考えさせられました。
太白
10月22日(金) 13:50~15:30 富沢市民センター
「私たちの知らない本当の真実とは…」
―安全に暮らすために私たちができること―
永伊プロダクション代表 永伊智一氏
食の大切さや安全性、薬やワクチン・電磁波が人の体にもたらす影響など、幅広い内容のご講話を頂きました。日本人と欧米人では体の作りが違うので、食事も違うのが当然であり、昔の食生活、地産地消が日本人の体に適しているという話が印象的でした。現在の便利な世の中には、安全な生活を脅かすさまざまな問題が生じています。その中で自分と家族を守り生きていくためには、自ら学び、意識を高め、知識を深めることが大切です。氾濫する情報に惑わされず、確かな情報を選び、生活に取り入れていきたいと思います。
10月28日(木) 09:45~12:30 宮城県図書館
「ついに地震がやってきた!」
―なんとかなるさ、と思っていませんか?―
東北福祉大学ボランティア支援室コーディネーター 鶉橋徹氏
最も重要なことは、日頃の生活からの災害に対する心構えであり、生き残るための策を事前に「想像して創造する」こと。そのために、避難所などで、お互いを知り、理解を深め、自分の言いたいことを正しく伝えることが必要なのだというお話がありました。その後、グループごとに、テーマをもった自己紹介をしたり、図形を口頭で伝えたり、協力して意見をまとめる実習をしました。 ワークショップを通じて災害が来てもなんとかなるさと思っていた心にいい教訓となりました。